コラム ~筐体差について~ | ビーマニまとめ

コラム ~筐体差について~

aic_column-01

はじめに

初めましてこんにちはこんばんは。
今回は弐寺がたくさんあったゲーセンの元店員が筐体差とその種類、見極め方について説明するよ。

筐体差とは

このbeatmaniaIIDXってゲームは1999年の2月末に発売されたタイトル。
そして今は2015年。なんと稼働し始めてから16年経ってるんですね。

その16年の間、筐体の方は内部基板の故障とかモニターの寿命とかでコナミさんの方に修理依頼を出すんですよ。
そこでコナミさんは修理に使う部品の確保が難しいってことで、ちょいちょい新しい筐体とかマイナーチェンジレベルの筐体とか色々出してくれてました。もちろんそれ相応の値段はしましたけど。

しかしその新しい筐体がクセモノで、内部基板とか部品とかモニターとか新しくなってるので、ボタンを押した際のレスポンスとか音のズレ方とか、まぁとにかく色々変わってしまったんですよ。
これを音ゲー界隈では「筐体差」と呼びます。弐寺以外だとポップンとかボルテとか指とかリフレクとかDDRとかで聞きますね。ギタドラはごめん分かんない。

んでこの筐体差ってのが結構重要で、プレイしていて支障が出るくらいには困ったヤツです。
DJT以降の液晶の違いくらいだったらまぁそこまで違和感無いし自分の中で誤差修正出来るんですが、GOLD以前の筐体だと結構酷かったりします。

どういう種類があるのか

このゲームプレイしてる人なら「ブラウン管筐体と液晶筐体」みたいにざっくりと分かるって人は多いと思いますが、実は結構細かく違ってます。
で、この辺は某所でも書かれてるんですが、プレイしている際の違和感の要因は大きく分けて2つあります。

1:モニターの違い

2:内部基板の違い

この2つですね。

モニターはともかく、内部基板とかは店員でしか見れないし、そもそも店員でも見たことないって人多いんじゃないですかね。
実は自分もガッツリと分解して解析したことは無いです。そんなん許可下りません。
ただ一応、分解まではせずとも外からじっくり見たことはあるって感じです。

で、項目その1その2の分類についてですが、以下の様な感じです。

モニターの種類

1:リアプロ筐体
2:ブラウン管筐体
3:DJ TROOPERS液晶筐体
4:EMPRESS液晶筐体
5:tricoro液晶筐体
6:PENDUAL液晶筐体

内部基板

1:初代筐体
2:9th筐体
3:GOLD筐体
4:Resort Anthem筐体
5:tricoro筐体

といった感じですかねー。

詳しい違いについて

んで、その詳細については下記の感じです。
体感と推測が大いに含まれているので、あんまり真に受けないで「あぁなるほどねー」くらいに受け止めてくれると嬉しいです。

モニター

リアプロ筐体

リアプロジェクションテレビと呼ばれるモニターを使用してます。
このモニターは大画面でも当時としては比較的安価で色合いも自然、さらには応答速度もなかなか早いとアーケードゲームにピッタリだったと言えます。
・・・が、初代から使っている筐体なので寿命を迎えた筐体がほとんどで、2015年現在では見掛けることはほとんど無いです。

うちの店でも取り扱って無かったです、というか現存するリアプロ筐体があったら一度見てみたいので、ご連絡ください。

ブラウン管筐体

別名「CRT筐体」
36型ワイドブラウン管モニターが使用されてます。
こっちは現在でもかろうじて見掛けることはありますね。うちの店でも2台取り扱ってました。1台画面死んでたけど。

前述のリアプロ筐体より画面サイズが小さく、当時は不評だった模様。
が、後述の液晶筐体が出た現在では、遅延が少なく画面が若干筐体前面に出ていてプレイヤーに近いので見やすいという事から一定の支持を得ているそうな。

が、そろそろ寿命が厳しい筐体が増えているようでその筐体数を徐々に減らしつつあります。

ちなみにですが、このモニターは縦横比や上下左右の表示位置の移動、また画面全体の歪みの調整が可能になってて、その調整度合いによっては見え方が大きく変わるんですね。
調整するツマミ的な物はモニター上部の銀枠部分に台形の溝があるんですが、あれをパカッと取ると+ドライバーでいじれるようになってます。
もちろん勝手にやると怒られるというか出禁案件ですし、ワンチャン訴えられて大変なことになるので店員さんに相談しましょう。

DJ TROOPERS液晶筐体

こっからいわゆる液晶筐体ってヤツになってきます。

37インチワイド液晶モニターが使用されてます。現在の主流と言っても過言では無いでしょう。
前述のブラウン管およびリアプロに比べて液晶が若干筐体の奥に引っ込んでおり見づらいというプレイヤーもいます。
また、液晶モニターそのものがブラウン管に比べて遅延が発生するし若干残像感あるしなモニターなので、ブラウン管に慣れたプレイヤーはなかなか適応できないとのこと。
自分は最初からこのモニターでプレイしてたのでよく分かりませんでしたが。

画面を軽く拭くと色合いが変わってしまうほど弱いモニターなので絶対に衝撃を与えないでください。

EMPRESS液晶筐体

同じく37インチワイド液晶モニターを使用。
しかしデフォルトの設定が違うこと、また遅延の度合いがDJ TROOPERS液晶に比べると弱い事から、デザインは同じでも内部の液晶が違うのでは?と言われています。

DJ TROOPERS液晶に比べると色合いが若干赤が強く、体感ですが若干判定が浅くSLOWが出やすいです。

tricoro液晶筐体

これも同じく37インチ以下略。
前2つの液晶との大きな違いとして、画面にグレア加工がされている点が上げられます。
グレア加工ってのは要するに表面に光沢を出すか出さないかみたいな感じで、光の反射とか画面の明るさとかいろんな要素に関わってきます。
で、このtricoro液晶はその加工がされているので、画面に強い光沢感を感じます。
光沢があるということはつまり照明などが反射するので、配置とか身長によっては譜面が見えなくなって詰みます
自分も一回だけ詰みました。ピッタリ照明が反射して見えねーとか無理だろってか誰だよ仕組んだの。120P返せし。
あとこの手のモニターは長い間プレイしていると目が疲れます。連コ出来ません。

これだけ聞くと利点が無いように思えるんですが、利点として発色が非常に良くなります
また、若干ではありますが映像がシュッと引き締まって見えるようになります。
なので、遠目で見るとすげー綺麗に見えます。いや近くで見ても綺麗ですけど。

判定はイマイチパッとしなかったですが、体感では深く感じてFASTが出やすいです。

かなり特徴が強いので人を選ぶ液晶になってます。個人的には好きです。

PENDUAL液晶筐体

そして最後の液晶、PENDUAL液晶。
これは2015年2月から出荷され始めたと言われる、最新のモニターになってます。

サイズは前3つの液晶と違い、42インチとなっています。
が、どうやらモニターの方で37インチサイズまでゲーム画面を縮小しているらしく、見た目はそこまで気にならないようです。
また、液晶の色合いについての設定項目が多用になっているらしく、各筐体の仕様に近付けることが可能とのこと。

個人的にはぜひ一度プレイしてみたい液晶なので稼働しているゲームセンターの情報お待ちしてます。


以上がモニターの違いになります。

このページの先頭へ

内部基板

初代基板

これもやはり初代からずっと動かしているせいか、ほとんど見かけない筐体になります。

特徴らしい特徴としては、入力デバイスにUSB1.1を利用しているのでざっくり言うとレスポンスに若干のブレがあります。
また、排熱機能があまり機能していない事も多いようでフリーズや処理落ちも頻発する・・・らしい。

これもやはりほとんど見かけることの無い筐体になるので、もしそれっぽい筐体を見かけた場合はご連絡ください。

9th基板

現存しているブラウン管筐体のほとんどはこの基板を利用しているか、後述のGOLD基板を利用してます。

これもやはりUSB1.1を利用しているので判定が若干ブレます
が、RED以降のソフト基板アップデートのおかげで一応人権を得ている筐体とも言えます。

また、皿センサーの違いからSUD+調整時によく吹っ飛ぶのもこの筐体です。ブラウン管でやってたら白数字が300から75くらいまで一気に吹っ飛ぶとかあったらほぼこの筐体です。

9th当時はソフト基板のおかげもあって阿鼻叫喚だったらしいですね(遠い目

GOLD基板

で、これが前述の新しいブラウン管筐体になります。よくGOLD筐体とか呼ばれるヤツです。

こっから入力デバイスがUSB2.0へとアップデートされ、判定のブレがほぼ解消されます。
これ以降の筐体を理想とするプレイヤーは少なくないです。

Resort Anthem基板

リゾアン時に換装されたと言われている筐体。
それまでの筐体に比べてスクラッチの反応が良くなったと言われている。

・・・実はこの筐体、存在するとは言われてるんですが実際にプレイした事がない上、この次の作品であるLincleにおいてソフト基板の方で皿の反応が大きく変わったことによって今では判別不可能と言われるんですよねー。

tricoro基板

カードリーダーが筐体に埋め込まれた関係か、内部基板も変更されている。

が、プレイしても特にキーレスポンスの違和感は無い。
ぶっちゃけ大して変わらないので「こんなのもある」程度に考えてもらえると良いかなって感じです。


と、以上が基板の違いになります。

ぶっちゃけ、種類はあるんですが9thとGOLDの違いくらいしかないのであんまり気にしなくても良いです。
強いて言えば、新しい筐体ほど皿の反応がわずかに良くなってるくらいです。

このページの先頭へ

筐体の見極め方

じゃあこんだけ種類があるモニターと基板ってどうやって見極めんのよ?って話になると思います。

はっきり言うと、完璧に見極める方法は無いです。

何でかって言うと、最初にも書いたんですが壊れた時にモニターだけ発注して交換したり、内部基板だけ交換されたりって事もあるからです。

なので、これは一種の基準として考えてもらえると助かります。

モニターの違い

まず第一にパッと見て違う部分として、モニターの違いが見れます。

これが・・・

  • リアプロジェクションテレビの場合は初代筐体
  • ブラウン管の場合は9th筐体orGOLD筐体
  • ノングレア液晶の場合はDJT~Lincle筐体
  • グレア液晶の場合はtricoro以降の筐体

となります。

まぁとりあえずで判別できる部分としてはやはりこの4種類になります。
もちろん、液晶を載せ換えたりしている可能性もあるので絶対この通りであるとは言えませんが。

足元のパネルの違い

で、次に大きな違いとして足元のパネル(よくお立ち台とか言われる足元の振動するアレ)が違います。

これが・・・

  • 青地に銀文字で横にplayerと書かれている場合は初代~9thに入荷した筐体
  • 青地に銀文字で縦にplayerと書かれている場合は10th or HAPPY SKY時に入荷した筐体
  • 真っ赤な場合はRED時に入荷した筐体
  • 黒地に黄緑の横線が入ってる場合はDistorted~DJ TROOPERS時に入荷した筐体
  • 黒地にピンクの横線が入ってる場合はEMPRESS~Lincle時に入荷した筐体
  • シルバーと黒のグラデーションの場合はtricoro~PENDUAL時に入荷した筐体

となってます。

しかしこれも筐体移動時によく入れ替わったりするので、絶対にコレ!とは言い切れません。でもだいたい合ってます。

モニターとパネルの違いだけで判別出来る筐体

  • 初代筐体
  • モニターがリアプロだった場合は確定、またブラウン管に載せ換えていても足元のパネルが青地横文字playerの場合もほぼ確定。

  • 9th筐体
  • 足元のパネルが青地縦文字playerの場合(10th or HAPPY SKY時に入荷)と赤い場合(RED時に入荷)は確定。

  • DJT筐体
  • 足元のパネルが黒地に黄緑の横線かつ液晶モニターの場合は確定。

    スピーカーの違い

    筐体横についてるスピーカーも若干変わってます。

    • BOSE製のスピーカー(少し小さい)だとSIRIUS以前の筐体
    • BOSE製の高品位スピーカー(少し大きい)だとResort Anthem or Lincle筐体
    • JBL製スピーカーだとtricoro以降の筐体

    スピーカーの違いで判別出来る筐体

    このスピーカーの違いによって判別出来る筐体が2つあります。

    • Resort Anthem筐体は少し大きいスピーカーを使っている
    • EMPRESS筐体は足元のパネルが黒地にピンクの横線で液晶モニター、かつスピーカーが少し小さい

    ここまでで初代筐体・9th筐体・DJ TROOPERS筐体・EMPRESS筐体・Resort Anthem筐体の判別が可能です。

    で、まだ判別出来ていないのは

    • GOLD筐体or9th筐体の違い
    • tricoro以降の筐体

    の2つ。

    Distorted筐体とGOLD筐体

    というわけでGOLD筐体とそれ以前の筐体の見分け方。
    ブラウン管筐体でも、足元のパネルが黒地に黄緑の横線が入ってる場合はDistorted筐体かGOLD筐体かの判別が出来ません。

    そこで見分ける方法として、「カードリーダーの注意書きステッカー」があります。
    このステッカーが白地か黒地かの違いがありますが、白地だとDistorted筐体、黒地だとGOLD筐体になります。

    tricoro筐体・SPADA筐体・PENDUAL筐体

    ラスト3つ。とりあえずtricoro筐体とSPADA筐体の違いから。

    これは、スタートボタンの形によって判別可能となります。

    平坦なボタンだとtricoro筐体、若干膨らみのあるボタンだとSPADA筐体となります。

    で、SPADA筐体とPENDUAL筐体なんですが、実は見極める方法はありません。

    2015年2月以降に入荷した筐体は液晶サイズが違うので判別出来るんですが、PENDUAL稼働当初はまだPENDUAL新液晶なんてものは無かったので・・・。

    このページの先頭へ

    判別方法まとめ

    つまりどういうことだってばよって事でまとめると・・・

    ・初代筐体
    足元のパネルが青地に横文字でplayerと書いてある

    ・9th筐体
    足元のパネルが青地に縦文字でplayerと書いてある
    足元のパネルが赤いパネル
    黒地に黄緑の横線かつカードリーダーの注意書きステッカーが白地

    ・GOLD筐体
    ブラウン管で足元のパネルが黒地に黄緑の横線かつカードリーダーの注意書きステッカーが黒地

    ・DJ TROOPERS液晶筐体
    足元のパネルが黒地に黄緑の横線である液晶モニターの筐体

    ・EMPRESS液晶筐体
    足元のパネルが黒地にピンクの横線かつスピーカーがBOSE製の若干小さいモノ

    ・Resort Anthem筐体
    足元のパネルが黒地にピンクの横線かつスピーカーがBOSE製の若干大きいモノ

    ・tricoro筐体
    グレア加工の施されたモニターでスタートボタンが平坦

    ・SPADA筐体
    グレア加工の施されたモニターでスタートボタンが膨らんでいる

    ・PENDUAL筐体
    従来の液晶モニターよりサイズが大きい


    といった感じですかねー。

    実はもっと簡単な方法で、筐体の型番見れば一発っぽいんですがゲーセン店員辞めちゃったんで確認出来ないんですよねー。

    最後に

    こういう事書くと「じゃあなんでこんなの書いたんだよヴォケ」ってなるんですが、こんなん気にするくらいだったら鍵盤叩きまくって地力上げた方がいいよ。

    あと実力が伴ってないのにあんまり筐体差について気にしすぎると、「筐体ソムリエ」とか呼ばれて馬鹿にされるから気を付けた方がいいよ。

    全一とか県別とかお上手ライン超えたい場合は筐体差は気にした方が良いスコア出るからどんどんソムリエしていこう。

    あと皿曲のクリアとかスコア狙う時も出来れば新しい筐体の方が反応良いからどんどん使っていこう。9th筐体で灼熱フルコンしたお客さんいたけど。


    とまぁ、こんな感じで。

    筐体差と見極め方は書いたんで、次はボタンの硬さとか皿の重さについて書けたらいいなーって感じです。

    このページの先頭へ