上達シリーズ~運指と崩しの種類~

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運指とは?

このbeatmaniaIIDXというゲームは7つのボタンと1つのスクラッチで構成されたデバイスを操作するゲームとなっています。
それらのボタンを押すための指の配置を表す言葉に、「運指」というものが存在します。

この運指というのは一言で言うならば「各ボタンを押す指をあらかじめ決めておくこと」と言えます。
各種音楽ゲーム以外のゲームでも、「弱攻撃はこの指」とか「ショットボタンはこの指」というように、それぞれのボタンを押す指を固定しているプレイヤーがほとんどだと思います。
それら他のゲームのようにこのbeatmaniaIIDXというゲームでも、どのボタンをどの指で押すか事前に決めてゲームをプレイするのが現在の主流となっています。


崩しとは?

そして、運指を決めておくと皿を取るために指の配置を入れ替える必要があります。これは「崩し」と呼ばれています。この運指と崩しを組み合わせて鍵盤と皿をうまく捌くのがこのゲームの重要な技術であり、このゲームで最も面白い要素でもあります。


ではなぜ崩す必要があるのか?
それは、皿と3鍵を同時に押す事が非常に難しいからです。

beatmaniaIIDXの筐体は専用筐体であり、操作デバイスも専用の物を利用しています。このデバイスが非常にクセモノで、常人の手を広げてようやく3鍵と皿を同時に取ることが出来るサイズになっています。
そして同時に取るだけならともかく、楽曲のレベルが上がれば上がるほど皿と鍵盤の絡みが非常に多くなり、1・2・3鍵を処理しながら皿も処理しなければいけなくなります。そういった譜面に対応するためにも崩しを修得する必要があります。



運指の種類

ではその運指というのは一体どのようなものがあるのか。このページにて紹介していきます。

(紹介は1P側基準)

北斗運指

「[運指を決めない運指」が北斗運指と呼ばれます。つまり、「鍵盤を押す指を固定化させない」という事です。どのような譜面にも対応できるので、ある意味では最強の運指とも言えるでしょう。
使う指の数はプレイヤーによって変わりますが、だいたい左右合わせて4本~7本となっています。


◇メリット

  • 可動性の高い指で鍵盤を処理できるため、高いスコアを狙いやすい
  • 皿が絡むときに多様な崩し方へと移行しやすい

◇デメリット

  • 最初は鍵盤の位置を間違えやすい
  • とにかく上下左右に手を動かすので疲れる

3:5半固定運指

左手で2つの鍵盤を、右手で4つの鍵盤を担当する運指。
真ん中の3鍵を左右両方でカバーし合う形となっているのが特徴です。


3-5半1

3-5半3

3-5半2

1鍵盤2鍵盤3鍵盤4鍵盤5鍵盤6鍵盤7鍵盤
左手親指左手人差し指左手親指
右手親指
右手人差し指右手親指右手中指右手薬指
右手小指

◇メリット

  • ベチャ押し、親指フォローの崩しへの移行がスムーズに行える

◇デメリット

  • 3鍵を捌く指が決まっていないので慣れないうちは混乱しやすい

対称固定

上から見たときに、左右両方の手の形が対称的な形(シンメトリー)になっていることから。
単純に鍵盤に割り当てられる指の数が多いのでフォローが効きやすく、鍵盤に特化した譜面を捌く際に有利と言えます。


対称固定1


対称固定2


1鍵盤2鍵盤3鍵盤4鍵盤5鍵盤6鍵盤7鍵盤
左手薬指
左手小指
左手中指左手親指左手人差し指
右手人差し指
右手親指右手中指右手薬指
右手小指

◇メリット

  • 鍵盤ごとに担当できる指が多いので対応できない鍵盤発狂が少ない
  • 対称乱打やデニムなどの特殊な譜面に強い

◇デメリット

  • 崩しへの移行が難しい

1048式固定

トップランカーの1048氏が考案したことからこの名前が付きました。
考案した1048氏曰く、「本来1048式は手首のスナップを利用した、キレイに捌く運指方法」とのこと。
転載することは出来ないが、2chに1048氏本人が書いた1048式のポイントがあるので興味がある方は調べてみよう。


1048式


1鍵盤2鍵盤3鍵盤4鍵盤5鍵盤6鍵盤7鍵盤
左手親指左手中指左手人差し指右手人差し指右手親指右手中指右手薬指
右手小指

◇メリット

  • 他の運指だと取りづらい12トリルが取りやすい
  • 少しの動きで皿が取れる

◇デメリット

  • 左手の指配置がかなり窮屈で指配置そのものに慣れる必要がある
  • 皿+3が非常に取りづらい

DOLCE.式

トップランカーのDOLCE.氏がホームポジションとして利用している形。
というのも、DOLCE.氏本人は多指北斗を最も利用しているため。最初に置いている指の形はこれなので、あくまでホームポジションの1つであるという認識をされている。


DOLCE式


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1鍵盤2鍵盤3鍵盤4鍵盤5鍵盤6鍵盤7鍵盤
左手中指左手人差し指左手親指右手人差し指右手親指右手中指右手薬指
右手小指

◇メリット

  • 崩しへと移行しやすい
  • 他の運指への移行がしやすい

◇デメリット

  • 左手がかなり窮屈になる
  • 1048式と違い、12トリルに弱くなる

quasar式

同じくトップランカーのquasar氏が利用していることから。
今でこそDPのトップランカーであるが、ニコニコ動画にSPの動画をアップロードしていた時から利用していた。


quasar式


1鍵盤2鍵盤3鍵盤4鍵盤5鍵盤6鍵盤7鍵盤
左手薬指左手中指左手人差し指右手人差し指右手親指右手中指右手薬指
右手小指

◇メリット

  • 鍵盤発狂に強くなりやすい

◇デメリット

  • 崩しへの移行が忙しい
  • 速い12トリルが取りづらい

Dirty式固定

Dirty of Loudnessという楽曲の譜面にある全押しを処理するために利用していたが、そのまま固定運指として利用しているプレイヤーもいるとのこと。
皿まで完全に固定できるので、極めれば崩す必要が無くなる。


Dirty式


1鍵盤2鍵盤3鍵盤4鍵盤5鍵盤6鍵盤7鍵盤
左手親指左手人差し指右手人差し指右手中指右手親指右手薬指右手小指

◇メリット

  • 全押しに強い
  • 右手がうまく動くなら崩す必要が無い

◇デメリット

  • 右手の負担が大きいので34567にノーツが寄る譜面に弱い
  • 指の構造上、67トリルに弱い

ぐわし式固定

右手の形が某漫画に登場する決めポーズと形が同じであることからこう呼ばれる。
Dirty式と同じく崩す必要は無い


グワシ式


1鍵盤2鍵盤3鍵盤4鍵盤5鍵盤6鍵盤7鍵盤
左手親指左手人差し指右手親指右手人差し指右手中指右手薬指右手小指

◇メリット

  • Dirty式と同じく崩す必要が無い

◇デメリット

  • 右手が窮屈になるので指の配置に慣れる必要がある

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崩しの種類

崩しにもいくつか種類があるので紹介していきます。

ベチャ押し

1鍵と3鍵を皿側の親指で処理しつつ、皿も取っていく崩し方。2つの鍵盤を親指でベチャッと押すことから名付けられました。


ベチャ押し


スクラッチ1鍵盤2鍵盤3鍵盤
小指親指(根本)人差し指親指(先端)

◇メリット

  • 右手を使わなくて済むので指が空く鍵盤がなく、発狂譜面に対応しやすい

◇デメリット

  • 左手親指の負担が大きい
  • 13トリルを餡蜜せざるを得なくなる

右親フォロー

右手親指で3鍵を押す崩し方。右手親指が担当している鍵盤にノーツが降ってきている場合は使えないので注意しよう。


右親フォロー


スクラッチ1鍵盤2鍵盤3鍵盤
小指左手親指左手人差し指右手親指

◇メリット

  • 1鍵と2鍵を取らないといけないものの、左手は皿に集中することが出来ます。

◇デメリット

  • 右手側に押せない鍵盤が出来てしまうので、そこをフォローしないといけなくなる

右人差し指フォロー

右手人差し指で3鍵盤を押す崩し方。親指フォローと同様に、右手人差し指にノーツが降ってきている場合は使えない。


右人フォロー


スクラッチ1鍵盤2鍵盤3鍵盤
小指左手親指左手人差し指右手人差し指

◇メリット・デメリット

  • 親指フォローと同じ

1048式完全固定

1048式の指配置のまま皿を取る方法。
手が大きくないと出来ないとよく言われていますが、よほど手が小さくなければ指の柔軟性を鍛えることで出来るようになります。なお、1048氏本人は「完全固定ではめったに取らない。シューティングにおけるボムのようなもの。」といっています。


1048式完全固定


スクラッチ1鍵盤2鍵盤3鍵盤
小指左手親指左手中指左手人差し指

◇メリット

  • 鍵盤に集中しつつ皿も同時に取れる

◇デメリット

  • 手の大きさ、指の柔軟性によって出来る人と出来ない人がいる
  • 無理な手の広げ方をするので指を痛めやすい

手首皿

鍵盤は1048式で処理しつつ、皿は手首で処理する方法。


手首皿


スクラッチ1鍵盤2鍵盤3鍵盤
左手手首左手親指左手中指左手人差し指

◇メリット

  • これだけで全ての鍵盤と皿が処理出来るので他の運指と崩しを修得する必要が無くなる。

◇デメリット

  • 連皿の処理が非常に難しい。
  • 腕全体を動かすので皿の反応にラグが起こり、GREATで拾うのが難しい。

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どの運指と崩しを覚えれば良いのか

これだけ多くの運指と崩しがあると、どれを覚えて習得すればいいのか悩むプレイヤーも多いと思います。
しかし、極端な話をすると全て覚えて使えるようになるのがベストであると現在は考えられています。それぞれの運指によってメリット・デメリットがあり、それぞれ押しやすい譜面と押しにくい譜面が存在します。
それらをカバーするためには、それぞれの譜面が押しやすくなる運指を覚えて使うことを意識するのが上達への近道と言えるでしょう。

もちろん全ての運指が使えなくても、一部の運指を覚えるだけでも充分譜面を押せるようになります。
中には1つだけの運指を極めた結果、皆伝に合格しその後トップランカーへと上り詰めたプレイヤーもいます。
自分に合った運指を習得し、その運指で押せない譜面に直面した際に他の運指を練習して習得し使い分けるか、それとも1つの運指をさらに研鑽し押せない譜面を減らしていくかはプレイヤーによって変わると思います。自分に合った方法を探しましょう。

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