筐体の裏側! ~弐寺鍵盤編~ | ビーマニまとめ

筐体の裏側! ~弐寺鍵盤編~

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はじめに

前回の筐体差についての記事が(突っ込みや訂正や批判含めて)色々な反響があったようなので、今回もメンテナンス的な記事を書く次第となりました。ずっと「次書きます」「次書きます」って言ってたら9月入ってましたごめんなさい。

というわけで今回は「beatmaniaIIDXの鍵盤の裏側」というテーマです。
2分で2000回(1鍵盤当たり約280回)も叩かれる弐寺の鍵盤ですが、それだけ叩かれても壊れないほど頑丈・・・と思いきや結構繊細で、普段からそこそこのメンテで大丈夫だと思っているゲームセンターでも実はメンテをサボっているかもしれない・・・。
今回はそんな「サボりゲーセン」の簡単な見極め方も含めて全て公開します。

ボタンの構造

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まずは弐寺のボタンの構造です。
実は思っているほど難しい構造ではないので絵にしてみました!こちらです!

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・・・構造としてはおおよそこの通りです。
注釈を入れるとこんな感じになります。

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・・・分かりますよね!大体こんな感じです!
本当はちゃんとした実物の写真を用意したかったんですが、「元店員とはいえ今現在店員でない人間に筐体の裏側を触らせることは出来ない」と非の打ち所のない理由で撮影出来ず・・・すいません・・・。

実物で見たい!という方は「三和 音ゲー」とか「三和 ボタン IIDX」とかで調べるとそれっぽい画像が沢山出てくるのでお手数ですがそちらでお願いします・・・。

グラム数って何?

よくメンテされているゲームセンターで張り紙などされている

スイッチ:50g
  バネ:20g

といった表記。
これはスイッチについては「スイッチを押し込むのに必要な力」で、バネも同様に「バネを押し込むのに必要な力」となっています。

大雑把に言ってしまえば「このグラム数が少なければ少ないほど鍵盤は柔らかくなる」という事になります。

そして逆に言ってしまうと、こういった張り紙をしているゲームセンターは「鍵盤の重さが分かるくらいしっかりメンテナンスできる店員がいます」とも言えるのである。
・・・「一人の店員が自分の趣味でメンテナンスしているだけで他の店員はさっぱり分からない」という事もありますが。

スイッチについて

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ここは押した時の鍵盤の固さを司る部分といっても良いと思います。というか単純に固いか固くないかの2つしかありません。終わり。

・・・これだけだとちょっと寂しいので、色々と補足を。

まず、バネ抜きと言われるバネを抜いたメンテナンスで柔らかいスイッチを使うと、スイッチの跳ね返りが弱すぎてボタンが押しっぱなしの状態になります。さらにバネ抜きではスイッチへ直接衝撃が与えられるため、スイッチの寿命が縮まります。普通は約80万回ほど叩いても大丈夫ですが、50万回も叩くと跳ね返りがかなり弱くなります。

このスイッチが寿命を迎えると「押したのに反応しない」「鍵盤は戻ってきたのに押されっぱなしになる」「CN中に離してないのにミスになる」といった症状が発生します。

バネについて

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見たまんま、バネです。
これは鍵盤のストロークの深さ、跳ね返りの強さに直結する部分です。基本的には鍵盤の中に入っていて滅多に見る機会はありません。たまーにゲームセンターの音ゲーコーナーとかスタッフルーム前に落ちてます。
このバネも基本的には固いか柔らかいかの二択になってますが、先ほど書いたようにストロークの深さに関連してきます。

コアなプレイヤーなら調べたこともあると思いますが、「バネを切る」という行為。これは「バネを短くして跳ね返りを弱くする」という効果もありますが、もう一つ「ストロークを浅くする」という効果もあります。
ストロークが浅い、ということは「ボタンを押した時に指を動かす距離が若干短くなる」という事なので無駄な力を入れる必要がなくなります。脱力しやすくなる、と言ってもいいかもしれません。
しかし最近ではバネは60gと20gが流通するようになり、ボタンを柔らかくするだけなら別のバネを用意すればいい、という事になります。さらに言うと、このストロークを浅くするというのはプレイしてみると意外と違和感を感じてしまいます。純正のバネに慣れてる人はFASTが出やすくなるはずです。

バネは基本的に交換する必要はあまり無いんですが、結構隙間から汚れが入り込んでどんどん汚れてくる事が多いです。しかもその汚れがスイッチや鍵盤にくっついて鍵盤ハマりやスイッチ無反応を引き起こす事もあると考えれば、まぁ月一くらいで清掃したほうが良いと言えます。
あとあまりにも長い間使用していると金属疲労や汚れによるサビでパキッと折れる事が稀にあるそうです。私は一度も経験したことありませんが。


ちなみにこれらは楽天市場で個人購入可能となっています。コントローラー自作に使える。

メンテしてないゲーセンの見極め

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実は結構簡単です。
この画像内の青色で囲った部分、実は裏からねじ状のパーツで固定されるはずの部分で、なおかつメンテナンスをするとそのパーツを締めてしっかり固定される部分となっています。
つまり、ここを軽く持ち上げられたりグラグラと動くようであればあまりメンテナンスしていない鍵盤ということになります。
もちろん、ここがしっかり締まっているからといって神メンテでめっちゃやりやすい、というわけではありませんので注意してください。

終わりに

こんな感じでしょうか。
ここでは弐寺の鍵盤の構造について色々書きましたが、この構造、実は他のゲームでも色々と使い回されている部分だったりします。知っておくとゲーセンの仲間にちょっと自慢できるんじゃないですかね。

ただ、店員さんでないとこういった部分に触れることは滅多にない・・・というか本来はありえないので、今回はコラムという形で記事にさせていただきました。
パッと読んでへぇーと思ってもらえるような記事を週1くらいでアップ出来るよう努力していきますので今後ともどうかよろしくお願いします。

で、相変わらず突っ込みどころが多数あるかもしれませんが、個人的な見解を含みつつも全て実際に試した上での意見となっています。
しかし割と記憶を頼りに書いた部分も多いので、「ここが違うんじゃない?」とか「これってどうなの?」みたいな意見がある場合はTwitterアカウントの方までご一報ください。お願いします。

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