「ただ自分の信じた道を突き進む」 GamingD代表「江尻勝」氏のインタビュー |

「ただ自分の信じた道を突き進む」 GamingD代表「江尻勝」氏のインタビュー

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先日台湾に拠点を構えての活動を発表したDeToNator、DeToNatorといえば,オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」(AVA)にて2009年から活動を開始し「Dota2」「League of Legends(LOL)」などマルチゲーミングチームとして日本を代表するプロチームのひとつ。新年も明けたばかりの1/6の秋葉原にてDeToNatorの運営を行うGamingD代表取締役 江尻 勝氏にインタビューさせて頂きました。

 

「ただ自分の信じた道を突き進む」 GamingD代表 江尻 勝

 

GamingD代表 江尻 勝

 

eSports業界に身を置き7年目となるGamingD代表「江尻 勝」氏にDeToNator発足からこれまでの活動の経緯や今後の台湾拠点での活動についてお聞きしました。

 

──DeToNatorの台湾での活動を発表について
 

これは前々から準備してきたものでAiming様の協力もあり実現したものです。今ある部門の中で台湾で活動できるものは台湾に拠点を移しますが、それには日本で実績を残す必要があるので、これまで通り日本で活動する部門もあり世界で戦う準備ができたものから順番にといった感じで環境を整えていきたい。また、台湾は通過点のひとつに過ぎず台湾で実績を残せればまた次は舞台といった形で順番に世界を狙っていきたい。

 

──今の日本でのゲーミングハウスについて
 

私のゲーミングハウスについての考えはおそらくみんなが思うゲーミングハウスとは違うと思います。良くあるのは同じ家に一緒に暮らして練習して全てを一緒にする場合が多いが、私が見て聞いてきた基準は違う。これは当たり前のことだが練習する場所は練習する場所、住む場所は住む場所といった形でメリハリをつけなければならない。これが自然な形だと僕は思う。日本ではゲーミングハウスブームみたいなことになっているが完全な同居生活はかなりしんどいし、そのプライベートの部分でストレスを抱えてゲームのプレイに影響が出るのは本末転倒なので今回はAiming様の協力で選手が極力ストレスを抱えないような環境作りに協力いただけて本当に感謝していますね。

 
──今後の新部門について
 

ちゃんとした人が集まればどんどん開いていきたい。ただそこはゲームありきではなく人ありきだと思っている。こいつらとだったらできる、いけると自分の中で見定めてやっていきたいですね。

 
──海外ではeSportsといえばPCゲームが主流ですが日本ではソーシャルゲームが盛り上がっている印象ですが?
 

そこに関しては全然いいと思います。その分ゲームが世の中に出るので。いろいろなところが賞金出して盛り上がることはすごい良いことだと思いますよ。ただ、一点懸念なのが今ブームになっているがそれが続いていかないといけない。僕達は一発屋でやっているわけではないので日本でも様々な分野でたくさんの人が動いている。結局長く続けていかないと意味がないので、あらゆるジャンルのゲームが盛上がることは重要に思います。なので自分たちはPCゲームだけにこだわらずゲームをより多くの人に知ってもらうためであればジャンルを越えて活動をしていきたいと思っています。

 

──DeToNatorさんは製品のレビューに他と比べて積極的ですね?

 

スポンサーについてもらう代わりにロゴ入れて宣伝するのは当たり前中の当たり前。せっかくスポンサーについてもらって良い製品を提供していただいているのにその製品を理解しないのはおかしいと思っているのでレビューに力を入れています。モニターでもデバイスでも自分達が良いと思えなければ宣伝できない。自分達がきちんと製品を理解し宣伝できれば企業さんからしてもメリットになるしそれが本来のチームとスポンサーの関係だと思っています。私の考えはスポンサー=ビジネスパートナーのイメージで活動しているので、そこできちんとしたビジネスモデルを形成して長く続くチーム作りをしていくつもりです。

 

──今後eSportsが日本で海外と同じように文化になるにはどうしたらいいか

 

「やり続けること」私が始めたときは何もなかったので、それを考えたら今は本当に恵まれている状態にいると思いますね。自分達が地道にコツコツとやっていけば道は開けるだろうと思っていました。私はただ自分の信じた道を突き進んできただけですし、選手達も自分達が世界一になりたい為にやっている。それだったら私は選手のために最高に良い環境でやらせてあげたい。その想いの連鎖で今まで続いています。世界で結果を残せないと誰もあこがれないのでこれからも自分達の信じた道を続けていく。
また、今後は自分のやってきたことや経験を多くの人たちに伝える場は設けたいと思っています。僕のやり方が全てではないのでそこにその人なりのやり方や考え方を加えて、マネジメントやチーム運営に興味を持ってもらえる人が増えたらいいと思いますね。

 

──7年前の現状は何も土台がなかったですがそれでも今まで突き進めた理由は?

 

土台もない、他にやっているところもないがそもそも不安はなかった。やりたいと思ったからやっただけですね。私は歴史が重要だと思っています。日本には4dNというチームが先駆者としていたので参考にさせてもらいました。2015年の東京ゲームショウではCounter-Strike:Global Offensiveの試合を4dNとやらせていただきました。彼らを尊敬し、敬意に値するチームなので一緒にこの企画をやらせてもらい心から感謝しています。
DeToNatorが先頭をきって来たなど色々言われることは多いが結局一人やってきた訳ではないですし一人では何もできないです。全てに歴史があって多くの方の想いがあって自分たちもここまでやれていると思っています。

 

──江尻 勝のゴールとは

 

世界でDeToNatorというチームがどのタイトルでも顔を出して戦っている事。そして選手達が賞金を稼いでよい生活をしてもらいたい。そして引退後はきちんとしたビジネスマンに育て上げたいと思っています。
どの道でもTOPにいる人は本当に良いものを持っていると思います。その才能を磨いて世界に通用する選手にしたいです。

 
GamingD代表 江尻 勝
 

「DeToNatorはとにかく世界大会で結果を出す。それ以外に自分達が必要とされるのであれば全力でやらせていただきます」