GGXrd トッププレイヤーインタビュー ~ナゲさん~

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ナゲさんへのインタビューについて

GGXrd業界屈指のトッププレイヤー「ナゲさん」にインタビューする機会を頂くことができました!
これはチャンスと思い、当サイトではここぞとばかりに「トッププレイヤーからの視点」や「初心者へのアドバイス」、ついでにナゲさん「最近良くメディアに顔出ししている」気がしていたので、それについても同時に伺う事にしました。


今回お話を伺う事のできたナゲさんについて

ナゲさんの簡単な紹介

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ギルティギアのトッププレイヤーの中でも特に有名なプレイヤーの1人。使用キャラクターはファウストで、ピンク色のファウストをマイカラーとしているようです。
攻める時は非常に高度なレベルでの間合い管理を行ってからの攻撃を行い、守る際はまるで踊っているかのような指さばき」「チャーハンを作っているかのよう」とすら例えられた程の非常に速い指さばきで相手の攻撃を避ける事を得意とするプレイヤーです。
プレイヤーとしての実力だけでなく1人の人間として見ても「人柄の良さや安定感のある話術」ゆえか、最近はメディアにも顔を出す機会が多い印象があります。地上波のテレビでも「世界最強ナゲさん」と評された程。

ナゲさんの最近の戦績(GGXrd)

KSB前夜祭 優勝(チームメイトは「ミリア使いの中村選手」「スレイヤー使いのタカ選手」)
京都のゲームセンター「a-cho」で行われた3on3大会。参加チームは33
 
KSB2015 3位
大阪日本橋の「インディペンデントシアター2nd」で行われた大会。GGXrd部門参加人数は約120人
 
EVO2015 準優勝
アメリカラスベガスで行われた、最大手のEスポーツイベント。GGXrd部門参加人数は約970人
 
その他、GGXrdトッププレイヤーが集まるゲームセンター「高田馬場ミカド」の大会にもよく参加されていて、そこでも好成績を多く残しているプレイヤーです。

ナゲさんへのインタビュー

1.ファウストを使うようになったキッカケ

「ファウストを使うようになったキッカケ」があれば教えてもらっても良いでしょうか。

ナゲさん
「昔はゲームセンターには通っていたけれど、格闘ゲームを特別触っていたというわけではありませんでした。ファウストを使うようになったのも完全に”見た目”からです。」
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(ファウストはギルティギアのキャラクターの中でも一二を争うコミカルさを誇る。)

ナゲさん
「強さとか性能とかでファウストを選んだというわけではないです。元々ゲームや漫画などのイロモノキャラクター”が好きで”ギルティギアに動きが面白いキャラクターが居るな”と思って使うようになったのがキッカケです。」

-- なるほど。ギルティギアにコミカルな動きをするキャラクターが居るぞっと・・・

ナゲさん
「そうですね。”このキャラで勝てたら面白いだろうな”って思って、ファウストでギルティギアをやり始めました。」

2.試合中にどういう事を意識しながら牽制技を差し込んでいるのか

ナゲさんは自分の事を「凡事徹底」という四字熟語を用いて説明する事が多いと思います。

【凡事徹底】

なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて他人の追随を許さないことなどを意味する四字熟語。ナゲさんの場合は「強い牽制技を的確に使って相手を完封しつつ倒す」という、ファウストを使う上で基本にして理想的な行動をモットーにしたバトルスタイルを常に心がけている、というべきか。

実際、非常に冷静で的確な判断力で相手に牽制技や対空技を差し込み、ジワジワとダメージを奪っていくプレイスタイルが印象的だと私も思っています。もし良ければ、「普段から試合中にどういう事を意識しながら牽制技を差し込んでいるか」伺いたいです。

ナゲさん
「自分(ファウスト)の有利な状況ができたらずっとその状況を維持し続け、不利な状況になったらそれを打破する事を基本として心がけています。」
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(牽制技、対空技の強さがファウスト一番の特徴。)


-- ファウストの得意な間合いというものが理解できているから、それを維持し続けるというわけですね。

ナゲさん
「そうですね。それを基本としていますが、ただそれだけだと行動がワンパターンになって動きを読まれ始めてしまうので、わざと不利な状況でも走って近づいたりもしています。」

-- 時々(セオリーを)崩したような事も、わざとやってみると。

ナゲさん
「そうです。”動きを読まれないようにするというのは大事”だと思うので。」

3.「何が出るかな?」を有効活用している事について

試合を観ては「何が出るかな?」で出てきたアイテムを有効活用しているなぁと、いつも思っていました。これはやはり「(トレーニングモードでの)練習の賜物」なのでしょうか?

ナゲさん
「アイテムを使ってトレーニングモードで練習した、という事は特に無いです。CPU戦とかで遊んでいる時に”アイテムを使ってこんなコンボができたらカッコイイな”というのを考えて遊びでやり始めて・・・」

-- え、つまりは思いつき!?

ナゲさん
「ええ、思いつきです(笑)。なので、調べたらもっと良いコンボとか、もっと体力減らすコンボとかあると思います。」

-- いや、それはビックリですね・・・!

ナゲさん
「本当ですよ(笑)。思いつきで。」
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(ファウスト使いには、ランダム要素を含む「何が出るかな?」を上手に駆使する早い判断力も問われる。)

ナゲさん
”こんな事ができたらカッコイイな”と思って、実際に試してみたらできた。やった!みたいな。それで、その中でもテンプレ(アイテムを使った連携の基本)になるものも出来るので、”あ、これはこうしたらコンボが繋がるな”というのが、思いつきからドンドンちゃんとしたものになって、自分の中での攻めの選択肢になっていきました。」

-- なるほど、特別練習はしていないというのは本当に驚きました。

ナゲさん
「特に練習はしていないですが、好きでやっていたら出来るようになっていました。




4.牽制重視スタイルのファウストで辛いと思った時

ギルティギアは、ワンチャンスで体力をゴッソリ減らされる事もしばしばあると思います。
「牽制技で相手にダメージを与える」事を理想とするナゲさんのプレイスタイルについて「正直、辛い」「今のままで良いのか」と言った事を自身で考えた経験はありませんか?


ナゲさん
「ありましたね。特に5年くらい前に、結構心が折れていた時期がありました。

-- え、本当ですか?

ナゲさん
「ええ、本当ですよ。高田馬場ミカドに居る強いプレイヤーに勝てない時期があって、”牽制勝負では勝っててもワンチャンスで体力をゴッソリと持っていかれる”なんてことは、昔のギルティギアでは特によくあり、”これどうしようかな・・・”と思うこともありました。ですが、最近はそういう事もあまり無くなりました。理由として、さっきの質問でも答えたような”わざとセオリー通りの行動をしない””あえて自分が不利になる事もしてみる”みたいな事をするようになったら、相手が自分の動きを読みづらくなって、自分が本当にやりたい事が通るようになったんです。
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(5年前の2010年に稼働していたギルティギアシリーズとは「GUILTY GEAR XX ΛCORE(GGXXAC)」。
GGXXACはシリーズ内でも特に展開の移り変わりが非常に激しいゲームで、「ワンチャンスで大ダメージを与える」攻撃手段が数多くあるゲームだった。)


ナゲさん
「元々殴り合いの試合(近づいての接近戦)を挑み、自分から勝負をしかけるのも好きなので、牽制だけでなく接近戦も楽しんで遊ぶ事もできています。」

-- 試合を見てみると接近戦をやってる印象がそこまで無かったです。意外とインファイトは結構イケる方なんですか?

ナゲさん
「インファイトは結構好きですね。ファウストは接近戦に使える技もいくつか持っているので。とは言え、相手に切り返された場合は痛い目を見るので接近戦を挑む機会は絞っています。ただ、絞った上で”相手に通ると感じた”ところを一点読みのような形で狙ってインファイトする事もやっています。」

5.メディア露出後の生活の変化について

最近よく色々なメディアに顔出ししている印象ですが、最近生活に変化などは出てきていますか?


ナゲさん
ありましたよ!それはありましたよ!!(笑)

-- まぁ、それはそうですよね(笑)

ナゲさん
色々な人に(このギルティギアを通しての活動を)バレましたよ!!
ただ、家族や友人などでゲームを知らない人、ゲームに興味を持っていなかった人、僕がゲーム(ギルティギア)をやっていた事を知らない人にもバレたんですけど、テレビに出た時の扱われ方がそんなに悪くもなかったので、”ここまでゲームをやり込んでいるというなら文句は無い”という風に考えてくれた人も多かったです。」

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(EVO2015でも決勝戦まで残ったナゲさん(画像左側)。その実力のためか、自然とメディアに露出する機会が多くなっていく。)

ナゲさん
「バレた後は(EVO2015のため)ラスベガスに行く時も”それだけやり込んでるんだし、頑張ってきてね”という風に応援をもらえたりもして、ギルティギアというゲームをやっている事に否定的な考えを持っている人が少ないのは救いでしたね。」

-- 周囲は協力的だったと。

ナゲさん
「そうですね。理解してくれる人、応援してくれる人が周囲に多かったです。」

6.これからGGXrdを始めるプレイヤーについて

簡単で良いので、これからGGXrdを始めるプレイヤーの方宛に、何かアドバイス等があればお願いします。


ナゲさん
”ギルティギアをやるなら好きで続けてほしい”。楽しいと思える事をやってほしいなと思っています。何故かというと、正直なところギルティギアというゲームは覚える事が多いゲームだと思うんです。覚える事が多いので、継続して遊んでいくことで実力をつけていく、というゲームだと思うんですよね。」

-- 確かにその傾向は強いですね。

ナゲさん
「多分(前のシリーズから継続して)今もギルティギアを遊んでいる人は”好きでギルティギアを続けている人”が多いと思うんです。ガッツリやり込もうと思うと”やる事が多すぎるゲーム”に感じるようになってしまうかもしれません。なので、とにかく最初は”ただ楽しんで遊んでもらって、気がついたら良い感じで上達を目指す”というのが良いかなと。」

-- 少しずつ強くなっていく感覚でしょうか。

ナゲさん
「そうですね。チュートリアルモードとかストーリーモードとか、ゲームを遊ぶキッカケになるものが家庭用には有ると思うので、そういうものからまずはやってもらえると良いんじゃないかって思います。あまり肩に力を入れすぎず気軽にやっていくのが一番良いと思います。」

7.ファウストを使おうと思っているプレイヤーについて

同様にこれからファウストを使おうと思っているプレイヤーの方宛にも、何かあればお願いします。


ナゲさん
「ファウストをこれから使うという方には、アイテムを投げる事を覚えてほしいです。とにかくアイテムを投げ、その結果、何が起こるのかという事を把握する事が大事だと思います。出てくるアイテムはランダムですが、そのランダム要素に慣れてもらったり、次にアイテムを投げられるようになるタイミングを理解できるようになると面白く感じると思います。」

8.今後の意気込みについて

あーくれぼと闘神激突といったイベントが控えていますが、何か意気込みをお願いします。


ナゲさん
「あーくれぼは良いチームメイトと組む事ができましたし、闘神激突もせっかく招待を受けたので、頑張りたいです。EVO2015から大きなイベントが短いスパンで続いているので、若干燃え尽き症候群になりかけているかもしれませんが気を抜かないようにしたいです。”楽しんで遊ぶ”という事を最近良く言っているのですが、それと同時に”結果を出す事”を目標にしているので、”負けても良いや”とは考えていません。この2つを両立するのは難しい事かもしれませんが”楽しんで勝つ”という事を実行したいです。応援もいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。」


ナゲさん、本当にありがとうございました!大会でも応援しています!
 

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