配分の効率化

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効率のいい数値に設定することで必要な火力・耐久ラインを維持しつつ他の努力値に回したり、特性補正や努力値によるステータスの上昇幅を最も大きくしたりできる。

ただし、これはあくまでよりよい配分を生み出すための考え方であり、最初から効率的な数値に設定する必要は全く無い。例えば、霊獣ランドロス霊獣ランドロスの耐久調整が必要になった場合、HPを16n-1である175に設定した上でBに努力値を振るといった光景を見かけるが、特防を上げる必要がないのであればBから振ればよい。

また、化身ボルトロス臆病化身ボルトロス命の珠を持たせるからといって、特攻や素早さから努力値を割いてHPを10n-1である159にするなどは本末転倒である。見栄えのよさに囚われて手段が目的になってしまわないよう注意すること。

ダブルバトルは相手ポケモンが2匹おり、技の組み合わせが指数関数的に増えたり、集中攻撃を受けたりと想定した通りの状況になることがシングルバトルよりも少なくなる。そのため、耐久調整はそれほど厳格に設定されないきらいがある。

 

目次

 



HP

2n

調整例

マリルリH206マリルリ
クレセリアH222クレセリア
 

メリット

「はらだいこ」を使ってオボンの実が発動する。
「いかりのまえば」を受けてオボンの実が発動する。
 

デメリット

乱数1発で倒される弱点技を受けた時、2n+1に比べて倒される確率が6.25%上がる。

 

補足

残りHP207/最大HP207のマリルリが「はらだいこ」を使った後のHPが104となり、オボンの実が発動しない。この状況で104ダメージ以上を受けるとオボンの実が発動することなく倒されてしまう。確実にオボンの実が発動するように、最大HPを206などの偶数に調整することが望ましい。

 

2n+1

調整例

霊獣ランドロスH165霊獣ランドロス
メガガルーラH211メガガルーラ
 

メリット

弱点技のダメージは必ず偶数になることから、攻撃を受けて丁度倒されることが無くなる。
 
(※命の珠持ちの場合は弱点技を受けても奇数ダメージを受けることがあるなど例外がある。)

 

デメリット

奇数ダメージの技を耐えたい場合、実数値が1無駄になる。

 

補足

オボンの実を持たない場合は極力HPを奇数にしたい。ただし、調整したい箇所が多く、努力値を1でも節約したい場合はこの限りではない。

3n

調整例

モロバレルH219モロバレル
 

メリット

特性『さいせいりょく』の効率がいい。

補足

H252振りモロバレルの最大HPは221であり、『さいせいりょく』の回復量は221/3=73.666… ∴73である。この端数を他の箇所に振る考え方から生まれたのが3n調整である。繰り返し発動させるならこの調整を採用する余地はあるが、悪戯に耐久を落とすことにつながるのであまりオススメはできない。

4n+1

調整例

ヒードランH177ヒードラン
エンテイH209エンテイ
 

メリット

「みがわり」を4回貼ることができる内で必要な努力値が最も少なく収まる。

 

補足

2n+1を同時に満たす。16n+1と併せて調整されることが多い。

 

10n-1

調整例

ドサイドンH199ドサイドン
 

メリット

命の珠の反動ダメージが最小になる。

 

補足

2n+1を同時に満たす。素早さに努力値を振る必要が無く、必然的に耐久振りをすることになるトリルアタッカーのポケモンで採用されることがある。

前述した化身ボルトロス珠H159化身ボルトロスについて。C努力値を割いてしまうと、本来の採用理由である特殊アタッカーとしての役割を果たせなくなってしまう。また、折角振ったHPも命の珠の反動ダメージによって結局減ってしまい、その調整が有効に働くことは限りなく0に近くなる。これらの理由から10n-1はあまり採用されることのない調整である。

 

16n-1 (16n-2)

調整例

クレセリアH222クレセリア
 

メリット

天候ダメージが最小になる。

 

補足

ダブルバトルで最も採用される調整。ただし、6世代の仕様変更によって天候が永続でなくなったことから、あまり重要視されなくなった。

 

16n+1

調整例

ヒードランH177ヒードラン
エンテイH209エンテイ
 

メリット

食べ残しの効率がいい。

 

補足

2n+1、4n+1を同時に満たす。

HP以外(ABCDS)

11n

調整例

メガリザードンYC231メガリザードンY
メガサーナイトC231メガサーナイト
クレセリアB165クレセリア
 

メリット

性格補正の効率がいい。

 

補足

例えば、呑気B68振りクレセリアのB実数値は149×1.1=163.9の切捨てで163だが、ここからBに8振るだけで実数値が2増える。ただし必要な数字より大きくなり、結果的に無駄な上昇になる可能性も孕んでいるのでよく考えて利用して欲しい。明確な仮想敵を持たないポケモンで採用されることが多い。

 

性格補正のかけ方

 

 

例えばこの化身ボルトロスの性格を決定する手順は以下の通りとなる。

① C145の無補正は132であり、性格補正の上昇値は13。

 →ただしボルトロスのC実数値は無振りで132を上回る。

② D132の無補正は120であり、性格補正の上昇値は12。

③ S147の無補正は134であり、性格補正の上昇値は13。

 →もっとも上昇値が高い素早さに性格補正をかける。

 

これを特殊耐久型だからといって特防に補正をかけると実数値で1損をしてしまう。

 

 

先ほどの手順を理解していれば、このウォッシュロトムの性格が穏やかであっても必要な数値を満たすことがわかる。

 

性格補正ありきで実数値を設定するのでなく、欲しい実数値を設定した上でどこに性格補正をかけると一番得をするか考えるべきである。