ダブルバトル要注意組み合わせ一覧

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ダブルバトル初心者向けに、ORAS環境(VGC2015)でよく見られたポケモンの組み合わせの一例とその傾向をまとめました。
 
 
 
 

ガルーラクレセ

 

 

 

先発でこの2匹を並べられた場合は、「トリックルーム」持ちクレセリアであることが非常に多い。ガルーラの苦手な格闘タイプの技をクレセリアが、クレセリアの苦手なゴーストタイプの技をガルーラが受けることができる点から縦の相性がいい。
 

また、クレセリアが「れいとうビーム」を持っていることから、霊獣ランドロスの後出しを躊躇させることができる。これと同様の理由で、対ズルズキンとして「ムーンフォース」を持つクレセリアが一定数存在する。
 
 


ガルマリバレル

 

  

 

マリルリの「はらだいこ」発動をメガガルーラの「ねこだまし」でサポートする単純明快な組み合わせである。ただし、とんでもないことに、攻撃を6段階上昇させたマリルリの「アクアジェット」が相手の攻撃を制限させ交換を誘発することから、ガルーラも「グロウパンチ」で攻撃ランク上昇を狙うパターンも存在する。
 

ガルーラマリルリと相性のいいポケモンとしてはモロバレルが挙げられ、草・電気・格闘タイプに半減を持つほか、「キノコのほうし」や「いかりのこな」によって「はらだいこ」や「グロウパンチ」のサポートを行うことができる。
 
 

ガルドー

 

 

 

序盤はドーブルの「ダークホール」や「おいかぜ」をメガガルーラの「ねこだまし」でサポートし、中盤は「ダークホール」で相手を鎮火させた隙にメガガルーラが「グロウパンチ」を積む。後半は「グロウパンチ」で十分に攻撃を上げたメガガルーラにドーブルが「へんしん」し、相手ポケモンが眠りから覚めた時には攻撃ランク最大のメガガルーラが2体並んでいるといった寸法である。
 

拘りスカーフを持ったドーブルも存在するが、命中が100%でない催眠技を先制で使った場合、そのターンに技を外す可能性があること、次のターンには相手が起きる可能性があることから不安定な立ち回りになりがちであり、眠りのアドバンテージを回収しづらい。
 
 

ボルトランド

 

 

 

霊獣ランドロスが苦手とする水ポケモンに対して化身ボルトロスが大きなダメージを与えることができ、不十分なボルトロスの物理耐久をランドロスの『いかく』で補うことができる。
 

また、麻痺による行動制限など非常に厄介な「でんじは」をシャットアウトできる並びである。ボルトロスは臆病珠もしくは耐久振りのオボン持ち(クレセリアとの兼ね合いで防塵ゴーグルを持つ場合もしばしばある。)、ランドロスの配分はAS、持ち物はスカーフもしくはチョッキであることが多い。
 
 

ガルゲン

 

 

 

この2匹の並びからは次の3パターンの強力な展開方法が存在する。
どのパターンか気づいた頃には既に手遅れである場合が多く、また全て同じ先発で繰り出されるため対処しづらい。相手のパーティ6匹を見た時点である程度判断できる力が必要となる。しかし、それを逆手に取った偽装パーティも存在する。
 
 

ASメガガルーラ+CS襷ゲンガー

初手の動き
ガルーラ「ねこだまし」+ゲンガー「こごえるかぜ」や「おにび」など
 

いわゆるガルゲンスタン。単純に殴り勝つことを目標としたパターンである。ガルーラの「ねこだまし」によって相手を1匹止めていることから、ゲンガーが2回攻撃を受けることがなく、襷を活かした攻撃をすることができる。ただし、耐久振りクレセリアの処理を迅速に行うことができず、ゲンガーがクレセリアの「サイコキネシス」で致命傷を受けてしまうため、ダメージレースに不利であることから、クレセリアが多い現環では数を減らす傾向にある。
 
 

HAメガガルーラ+襷ゲンガー

初手の動き
ガルーラ「ねこだまし」や「まもる」+ゲンガー「トリックルーム」など
 

ゲンガーを「トリックルーム」要員として運用するパターン。ゲンガーの努力値について、CS振りにするか、HC振りにするか、さらにS個体値を落とすかどうかはプレイヤーの好みが出るため一概に言うことができない。
 

しかし「トリックルーム」ゲンガーの横に置かれるポケモンとしてはガルーラの他に、霊獣ランドロスが挙げられる。霊獣ランドロス+ゲンガーが先発で出された場合は経験則であるが、「トリックルーム」を採用したゲンガーであると断定してしまっていいだろう。このランドロスの持ち物として最も多いのは、拘り鉢巻であり、初手の動きとしてはノーマル無効であるゲンガーと並べることで可能となる、鉢巻「だいばくはつ」+「トリックルーム」が多く見られる。「トリックルーム」状態を作りながらランドロスが自主退場できるため、「トリックルーム」下で運用したいエースが1ターン目から行動できることが利点である。
 

HSガルーラ+HSメガゲンガー

初手の動き
ガルーラ「ねこだまし」+メガゲンガー「ほろびのうた」など
 

メガシンカするのはもちろん格段にスペックが跳ね上がるガルーラの方だろうといった考えを突いており、2014年のジャパンカップ1位通過構築で採用されていたパターンである。メガゲンガーに次ぐ第2の「ほろびのうた」要員としてマリルリが採用されており、ガルーラ・ゲンガー・霊獣ランドロス・マリルリが採用されているパーティではこの動きを警戒すべきである。ただし、ゲンガー1匹で2度の「ほろびのうた」を成功させるよう作られた構築も存在し、それを対処するのは相手がどのように動くのか事前に頭に入れておく必要がある。
 

また、高火力で攻め続けることも有効であり、相手ゲンガーが「ほろびのうた」を使うターンは、もちろんゲンガーがこちらのポケモンの攻撃を受けることとなるが、前述したリザドランなどの攻撃であれば耐え切れないことが多い。
 

滅びゲンガー

 

  

 

『かげふみ』で相手の交換を封じた上で、「ほろびのうた」で相手ポケモンを倒すことを勝ち筋とする組み合わせである。『かげふみ』と「ほろびのうた」をどちらも持つことから、メガゲンガーがほぼ全ての滅びパで採用されている。
 

ただし、ゲンガーの『かげふみ』が有効となるのはメガシンカした次のターンからであり、1ターン目はどうしても隙が生まれやすい。その隙を埋めるために『かげふみ』ゴチルゼルが採用されることがある。ゴチルゼルは「あまえる」や「ひかりのかべ」によってメガゲンガーの耐久を上げることができる。
 

1回目の「ほろびのうた」を成立させてしまえば相手は残り2匹となることから、メガゲンガー以外の『かげふみ』要員の確保はさほど重要視されておらず、「ほろびのうた」要員としては前述したマリルリ・ニョロトノ・ジュゴンなどが採用されることが多い。ニョロトノは天候を雨に書き換えることでリザドランの火力を大きく削ぐことができ、ジュゴンは「ねこだまし」が使える。「ほろびのうた」に特化したパーティである場合、マリルリの特性には『そうしょく』が選択される。
 
 

  

 

「ほろびのうた」を使った勝ち筋としてメガゲンガー+ニョロトノ、「ほろびのうた」以外の勝ち筋としたニョロトノ+ルンパッパのビートダウンは非常に良い組み合わせである。メガゲンガーの『かげふみ』によって天候を書き換えるポケモンの後出しを封じているため、ルンパッパが天候雨の恩恵を受けた高いアタッカー性能を維持しやすく、メガゲンガーの「ほろびのうた」発動の隙をルンパッパの「ねこだまし」でサポートできるためそれぞれにシナジーがある。
 

エルテラゲンガー

 

  

 

「ふくろだたき」エルフーンと『せいぎのこころ』テラキオンによるコンボ、及びテラキオンと縦の相性が良いメガゲンガー(後出し時はゲンガーの特性『ふゆう』により地面無効。)の組み合わせである。
 

「ふくろだたき」によって『せいぎのこころ』を4回発動させ、テラキオンの攻撃ランクを4段階上げる(攻撃力3倍)。エルフーンが草タイプであるため、「ふくろだたき」がモロバレルの「いかりのこな」に吸われないことがメリットとして挙げられる。
 

また、エルフーンの「アンコール」とゲンガーの「かなしばり」、『かげふみ』によって相手ポケモンが「わるあがき」しか出せない状態を作り出すことで、後発のマリルリが「はらだいこ」を安全に決めることができる。ゲンガーの他には主に対雨、鋼としてリザードンが採用される。
 
 

マニュテラ

 

 

 

「ふくろだたき」マニューラとの組み合わせ。テラキオンの型が特殊であり、こだわりスカーフを持ってマニューラ-1の素早さに個体値を落とすことで臆病化身ボルトロスの上から「いわなだれ」を打てるようにしたほか、A特化させた上で物理耐久に振ることでスカーフ霊獣ランドロスの「じしん」や「ばかぢから」を耐えることができるようにしてある。
 

マニューラの「ふくろだたき」は襷ゲンガーを倒すことができることを頭の片隅に入れておきたい。また、味方テラキオンへの「ふくろだたき」がモロバレルに吸われてしまわないように、防塵ゴーグルを採用することがある。
 
 

サナバレル

 

 

 

物理耐久の低いメガサーナイトの行動をモロバレルの「いかりのこな」や「キノコのほうし」でサポートする並びである。モロバレルは物理技を受けることを想定されているため物理耐久に配分を寄せており、さらに攻撃自体にリスクを与えるためにゴツゴツメットを所持している。サーナイトの「ハイパーボイス」が通らず、モロバレルが弱点を突かれてしまうことから炎タイプを苦手としており、『もらいび』ヒードランやニョロルンパなどが同居している。
 
 

 

 

サナバレルに「しおふき」メガカメックスと「ねっぷう」ヒードランを採用したパーティは、モロバレル+全体技のコンセプトを崩すことなく炎タイプの対策に成功した好例である。水+炎の全体技はガルーラを中心としたスタンに対し非常に有効であり、水半減のモロバレルは「ねっぷう」、炎無効のヒードランは「しおふき」のために後出しが効かない。
 

バンドリマンダ

 

  

 

バンギラスの『すなおこし』でドリュウズの『すなかき』を発動させる組み合わせ、いわゆるバンドリとメガボーマンダを組み合わせたもの。メガボーマンダは、バンドリ共通の弱点となる地面・格闘・水タイプの技に対して半減で受け出すことができ、ドリュウズはボーマンダで処理し辛い「めざめるパワー氷」持ちの電気タイプや、フェアリータイプのポケモンに強い。バンギラスは拘りスカーフ持ちが一番多く、他には拘りハチマキ・珠・ヨプなどが採用される。ドリュウズは珠の所持率が高い。
 

メガボーマンダの「ハイパーボイス」を確認できた場合、バンギラスが「ダメおし」を警戒すべきである。「ダメおし」とは、相手が同一ターン中に既にダメージを受けていたら威力が2倍になり、通常悪物理技として採用されることの多い「かみくだく」の1.5倍となる。「かみくだく」のダメージを抑えようと特性『いかく』の霊獣ランドロスを後出ししたところに「ハイパーボイス」+「ダメおし」を打ち込まれ、クレセリアが耐え切れずに倒れるといった光景がしばしば見られる。
 

3匹が共通して苦手とするポケモンに、スイクンやミロカロスなどの高耐久水タイプが挙げられる。そのためモロバレルやマリルリ、ウォッシュロトムが取り巻きとして採用されることが一般的である。
 

リザバナ

 

 

 

メガリザードンYの『ひでり』とフシギバナの『ようりょくそ』の組み合わせである。リザードンの炎技を半減に抑える水タイプに対してフシギバナが有効打を持つほか、「くさのちかい」+「ほのおのちかい」によって、リザードンの行動を制限するスカーフ霊獣ランドロスを縛り返すことができる。特性の発動タイミング上、初手の動きとしては両「まもる」から入る事が多いが、「おいかぜ」サンダーの存在により行動が安定せず、2015年春以降姿を消した。
 
 

リザドラン

 

 

 

メガリザードンYの『ひでり』とスカーフ控えめヒードランの組み合わせである。スタートが遅く、「ねむりごな」や「くさのちかい」などコントロール色が強いリザバナに対して、1ターン目から天候晴れを火力の増強にフル活用した例であり、天候晴れ控えめ「オーバーヒート」はメガガルーラを1発で倒すことができるほどである。
 

リザードンとヒードランはお互いにほのおタイプを持っていながら、弱点は水以外被っておらず、その水タイプの技も天候晴れで実質等倍になっている。後発にクレセリアが置かれる場合があり、「いわなだれ」を誘った上でクレセリアのアッキの実(物理技を受けた時に防御が上がる。)を発動させ、「めいそう」、「つきのひかり」による要塞化を狙う。
 

ヒードランが拘りスカーフを持たないパターンも存在し、天候晴れによる水タイプの技等倍を活かした「みがわり」+たべのこしによる居座りや、こだわり眼鏡でさらに火力を上げることで「トリックルーム」要員などやっかいなポケモンを力技で突破する。
 
 

ニョロルンパラグ

 

  

 

ニョロトノの『あめふらし』とルンパッパおよびメガラグラージの『すいすい』の組み合わせ。モロバレルの増加と、草タイプの仕様変更によってキングドラに代わってルンパッパが『すいすい』エースとして採用されることがメジャーとなった。天候雨+ニョロトノ「てだすけ」+珠「ハイドロポンプ」でメガガルーラを縛ることができるためルンパッパ方向にガルーラの「ねこだまし」を誘うことができる。
 

また、ニョロトノが拘りスカーフを持つ例もあり、不十分な素早さを底上げできることから採用率は低くない。
 
 

雨クチート

 

  

 

物理耐久の高い鋼タイプの弱点である特殊炎を天候雨で半減する組み合わせである。有効打がない状態を作りやすく、詰ませ性能が高い。クチートの他にはメガメタグロスやナットレイなどとも組み合わされる。ただし、特性『ひでり』を持つメガリザードンYには注意が必要である。メガリザードンYへの対策としては、スカーフニョロトノや化身ボルトロスの「あまごい」が挙げられる。
 
 

ノオーブルン

 

 

 

メガユキノオーの『ゆきふらし』による必中「ふぶき」と、ブルンゲルの「しおふき」の組み合わせ。取り巻きに採用されるのはズルズキンやトゲキッスなどで、パーティ全体の種族値は低くなる傾向にあるが、ボルトロス・ランドロス・モロバレル・マリルリ・ヒードランなど、ガルーラを中心としたスタンに採用されるポケモンの弱点をつくことができるため、「トリックルーム」と組み合わせた短期決戦に持ち込む。
 

メガユキノオーが草タイプであることや、ブルンゲルやヒードランが防塵ゴーグルを採用していることからモロバレルが抑止力として働かず、「トリックルーム」中は常に防戦一方になってしまうためガルーラスタンを使用する際に注意したいパーティである。メガガルーラの「ふいうち」を嫌って「おにび」と「じこさいせい」を採用するブルンゲルも存在する。