2010年世界9位のScott Glazaが解説する、VGC2016でどのような一般ポケモンが強いか – ポケモンORASダブルバトル(VGC2016)

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TPCi(海外株式会社ポケモン)より公開された、2010年のGSルールで世界10位となったScott Glaza氏によるVGC2016における一般ポケモン個別考察の翻訳記事となります。過去の考察翻訳記事もページの最後にまとめておりますのでぜひご覧ください。
 
 
 

VGC2016のパーティを仕上げましょう!

 

VGC2016のルール告知は非常に驚くべきものでした。このルールでは普段は使用が禁止されているポケモン、いわゆる禁止伝説ポケモンを2体採用することができます。カイオーガ、グラードン、レックウザ、ディアルガ、ゼルネアス、そしてイベルタルはプレイヤーの皆さんが初めての公式大会で使うのに最もワクワクしている禁止伝説ポケモンでしょう。パーティの残り4体の枠を埋める一般ポケモンを選ぶのはこれまでより難しい挑戦になりますが、それが最も成功の鍵を握るものになります。
 
 
 

 
 

VGC2016における一般ポケモンの役割

 


Landorus Therian Forme by salanchu on DeviantArt

 

これまでの多くのVGCのルールと異なり、VGC2016では一般ポケモンの火力は最も重要な要素にはなりません。VGC2015では弱点技で攻撃されても倒されにくいよう耐久と火力に努力値が振られたクレセリア、ヒードラン、モロバレル、ギルガルド、ランドロス、ガルーラ、ボルトロスといったポケモンを中心に組まれた構築が多くありました。
 
 

一般ポケモンに耐久は必要か

 

禁止伝説ポケモンの火力は凄まじいので、去年ほど一般ポケモンの耐久を上げる必要はありません。殆どの一般ポケモンの主要な役割は味方の禁止伝説ポケモンの行動回数を保証できるように安全かつ効率的に攻撃できるようサポートすることです。「ねこだまし」や「ファストガード」が使用できるポケモンや特性『いたずらごころ』を持ったポケモンが強力であることはシーズン初期に証明されており、この傾向は続くでしょう。
 
 

一般ポケモンには耐久が脆くて一撃で倒されやすいポケモンがいるので、これらのポケモンにはたとえ十分メジャーなアイテムになっているとしても、一度は攻撃を耐えるように「きあいのタスキ」を持たせなければなりません。
 
 

VGC2016における霊獣ランドロス

 

特性『いかく』はかつて構築に必須の要素とみなされていましたが、VGC2016では殆どの禁止伝説ポケモンが少なくともひとつの特殊攻撃技を使用するので使用率が減少しました。それにも関わらず、特性『いかく』とゲンシグラードンのじめんタイプの攻撃への耐性を持つ霊獣ランドロスが時々登場します。しかし、霊獣ランドロスですら「じしん」で大ダメージを与えるのに苦労するゲンシグラードンに対して、殆どの禁止伝説ポケモンは特殊攻撃技で簡単に倒すことができます。
 
 

より適した『いかく』枠は?

 

特性『いかく』要員を探しているプレイヤーは対戦の途中からメガシンカするポケモンであるボーマンダやクチートを採用することがより多いです。メガボーマンダはメガレックウザより素早さ種族値が高く、上から「りゅうせいぐん」で倒すことができます。一方でメガクチートは「トリックルーム」を使用する構築に役立ち、クチートの「ふいうち」とイベルタルの『ダークオーラ』でシナジーを持たせることさえ可能です。
 
 

依然高い能力を持つメガシンカ

 

「一般ポケモンがあまり高い火力を持たない」ことの主要な例外はメガシンカポケモンです。レックウザやミュウツーを使用しない構築では一般ポケモンがメガシンカすることで3体目の強力なアタッカーポケモンとなり、もう少し均等にパーティパワーを分散させることができます。
 

今のところ、レックウザ以外ではガルーラとボーマンダが最も多く使用されているメガシンカですが、メガゲンガー、メガサーナイト、メガメタグロス、メガクチートやメガフシギバナを使用してVGC2016初期に成功しているプレイヤーもいます。メガシンカ枠のポケモンを2体組み込む戦略がこれまでのシーズンより遥かに効果的な戦略であると考えているプレイヤーがいます。この戦略を使うと、禁止伝説ポケモンを2体選出し、メガシンカ枠を2体から選択、最後の1体を残り2体から決めて戦うことが殆どの試合で可能になります。
 
 

VGC2016で高い打点を持つメガシンカポケモンや、禁止伝説ポケモンを手助けするために採用を検討すべき一般ポケモンをいくつか見ていきましょう!
 

タイトルをクリックすることで移動できます。


特性『いたずらごころ』を持つポケモン


「ねこだまし」を覚えるポケモン


「このゆびとまれ」、「いかりのこな」を覚えるポケモン


 

 

VGC2016シーズンの始まり

 


決勝戦 Ray Rizzo vs 水鳥

 

既に何百戦もVGC2016ルールで対戦の練習をこなしてきたひたむきなプレイヤーもいるでしょうが、シーズンはまだ始まったばかりです。まだ気付かぬ戦略が登場してくるでしょうし、実際にひとつの記事に書ききれないくらいの戦略が既に現れてきています。
 

最後の禁止伝説ポケモンが使用可能だった2010年の世界大会は凄まじい火力を持つグラードンとカイオーガをクレセリアとディアルガの「トリックルーム」で手助けする構築が優勝しました(注:Ray Rizzo選手の構築のこと)。クレセリアの「トリックルーム」戦略は今回のルールでも強力ですが、今の所は素早さが速いポケモンで固めた構築が成功を収めています。どのような戦術が今年の頂点に輝くのかを見出すべくメタゲームを見つめ戦っていかねばなりません。
 

2016年に入りVGC2016ルールに変更された公式大会は熱を帯びつつあります。新ルールでの最初の大きな大会である冬の地区大会を確認し、このページでの新しい情報もしっかり見ていきましょう! 
 



 
 
 

Scott Glaza氏による考察シリーズ
 

VGC2016でどのような一般ポケモンが強いか
VGC2016で使える全ての特別なポケモンを考察
驚きに満ちた大会を彩ったのはマリルリ、アッキの実、そして滅びの歌だった。
北米秋季地区大会開始!
秋の地区大会は歴史に残るものになるだろうか?
日本が世界の頂点に返り咲く!
日本とアメリカの「環境」の差
 
 

VGC2016データベース
 

ポケモンワールドチャンピオンシップス2016まとめ
ポケモンワールドチャンピオンシップス2016への出場に向けて
VGC2016火力指数早見表(ランキング)
VGC2016耐久指数早見表(ランキング)
ポケモンの素早さを一覧にしました。
特別なポケモンをシナリオで入手する方法をまとめました。
ボール・性格・特性などが固定されてる特別なポケモンをまとめました。
 
 

VGC2016上位入賞パーティ集
 

「トリックガード」ドーブル入りダブルゲンシカイキトリックルーム構築
僕の考えた最強のイベルタル。イベルタルグラードンの構築を解説!特殊グラードンの欠点は3つある。
GSでしか使えない、雨「しおふき」カイオーガと「ジオコンシャイン」ゼルネアスの構築を解説!
いつまでグラードンの不毛なミラーを続けるの?グラードンに有利な、カイオーガレックウザの構築を解説!